稲沢市 おおみやピアノ教室ドルチェのブログです🎹
お子さんが譜読みしているときに
つい、じれったくなり
「次の音はドよ、指番号は1よ」
などと
教えてしまっていませんか?
教えてしまうと
さっさと練習が終わって
手っ取り早いのですが
お子さんの譜読みの力がつかず
良くないです・・・
しかも
お子さんはお母さまを頼ってしまい
お母さんが教えてくれるのを
待つようになり
1人で練習できなくなってしまいます。
それを克服された
お母さまのお話です。
4年生のAくんの例。
バッハのインヴェンション8番を
必要に迫られて
譜読みをすることになりました。
インヴェンション8番は
A君にとって
少し難易度が高い曲で
ハードル高い!!
譜読みがとても大変です!
譜読み1週間後
レッスンで見せていただいたら・・・
指番号が楽譜と
ほぼ全て
違っていました!
が~ん!!という感じでした。
それを修正するのは
容易ではないなぁ〜〜と
感じました。
ところが・・・
譜読み2週間後
A君の指番号が
ほぼ直っていました!
え?
すごいじゃない!
どうして?
たった1週間で
ここまで修正できたのは
かなり
お母さまも協力して
直されたのだろうと
思ったのですが
何と!
A君が自力で全て
直したとのことです!!
偉~い!!!!
本人も偉いけど
助け舟を出さなかった
お母さんも偉い!!
かなり辛抱が必要だったと
思います。
お母さまが
手を貸さなかった理由を
語って下さいました。
「子どものためと思って、
手取り足取り教えてしまっては、
親がいないと
ピアノを弾けない子になってしまうと
思ったからです。」
「実際子どもに
譜読みさせてみて、
もどかしく思うこともありますが、
我慢しています。」
「親が口出しばかりしていると、
最後は
親の能力を越える可能性は
なくなるでしょう。」
いったん間違えて覚えてしまった
指番号の修正・・・
特にインヴェンション8番のような
複雑な曲は
子どもさんの力だけで直すのは
想像以上に
大変だったと思います。
それを根気強く
見守っていたお母さまは
あっぱれだと思います。
お母さまが口出しを
少し減らすようにしてから
曲に想いを込めて
弾くようになったとのこと。
「間違いも多く
好き勝手に弾いていますが、
以前より楽しそうです。」
子どもはいつか
親離れするもの。
子どもを自立させる
タイミングを見計らうのも
難しいですが
親も
子離れしなければいけませんね。
転んでも
進歩が遅くても
子どもは
自分の足で歩くうちに
力をつけていくと思います。
手を貸さずに
子どもさんをじっと見守る辛抱も
大切ですね。
2人の子育て経験から
私が学んだことは
「子育ては忍耐!!」でした(笑)
稲沢市 おおみやピアノ教室ドルチェ
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