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スポーツはフィニッシュ、ピアノは最後が大切|最後の音が消えるまでが演奏

佐紀子 大宮
9月4日
読了時間: 4分
ピアノ演奏の終わり方を大切にすることを伝えるカバー画像

前回は

ピアノ演奏で「出だし」が大切な理由について

お話ししました。


今回は、その反対側にある、

「曲の終わり方」についてお話しします。


当たり前のことですが、

音楽は曲が始まる第1音から

曲が終わる最後の音までが、演奏です。


そして私は、

最後の音が消えて、

手が膝に戻るまでが、

演奏だと考えています。


ところが

レッスンをしていると、

曲の最後に近づくと

「もう終わる!」という開放感から、


最後の音を急いでしまったり、

乱暴に切ってしまったりすることが

よくあります。


では、なぜ

ピアノの「終わり方」が大切なのでしょうか。


ピアノ演奏の「終わり方」が大切な

4つの理由


① 曲全体のまとまりが伝わる

音楽には、

始まりがあり、

さまざまな展開があり、

最後に音楽が収まっていく、

という“起承転結”の流れがあります。


最後は、

その曲の「結び」となる

大切な部分。


最後の音を

ただ「弾いて終わり」にするのではなく、


「ここで音楽が終わる」

ということを感じながら


最後まで

音楽のストーリーを大切にすることが、

構成感のある、美しい演奏につながります。


② 最後の音には「余韻」がある

ピアノの音は、

鍵盤を弾いた瞬間だけで

終わるわけではありません。


最後の音にも響きが残り、

少しずつ消えていく時間があります。


その“響きの尻尾”を感じながら

丁寧に弾き


そして、

指が鍵盤から離れた後も、

音が消えていく余韻を聴く。


それだけでも、

演奏の印象は大きく変わります。


最後の音を弾いたあとも、

音楽を感じる時間がある。

そんな意識を

持ってほしいと思っています。



③ 最後の和音には、

音楽への理解が表れる

曲の最後には、

和声が「ここに落ち着く」という

大切な役割があります。


それまで緊張感を持っていた音楽が、

最後に解決する。


そのことを理解し、

感じて演奏しているかどうかで、

最後の音の弾き方も変わります。


ただ

楽譜に書かれている音を弾くのではなく、

「なぜここで、この響きになるのだろう?」

と考えながら演奏する。


こうした積み重ねが、

音楽を理解し

表現する力につながっていきます。


④ 音が消えて

手が膝に戻るまでが演奏

発表会やコンクールなど、

人前で演奏するときには、

最後の音を弾いた瞬間に

すべてが終わるわけではありません。


最後の音を丁寧に響かせる。

その響きの尻尾を聴く。

音が消えるのを待つ。

静かに手を膝に戻す。


この一連の流れまでが

一つの演奏です。


実際の発表会やコンクールでも、

最後の音を弾いた途端に

気を抜くのではなく、


姿勢や所作まで意識して、

最後まで演奏に集中することが大切です。


コンクールでピアノ演奏を終え、最後の音のあとに手を膝へ戻す生徒

最後の音が消えるまで集中して、静かに手を膝へ


「終わり方」も、

日頃の練習から


本番になって突然、

「最後はきれいに終わりましょう」

と言われても、

できるものではありません。


だからこそ、

普段の練習から、


「最後の音まで丁寧に」

「音が消えるまで聴く」

「手が膝に戻るまでが演奏」

ということを意識します。


演奏の始まりから終わりまで、

一つひとつを大切にする。


そうした積み重ねが、本番で

最後まで集中して演奏する力にも

つながっていきます。


良い演奏は、

最初の1音から最後の余韻まで


前回お話しした「出だし」と、

今回の「終わり方」。


どちらにも共通しているのは、

最初から最後まで

集中して音楽を聴き続けることです。


最初の1音に集中し、

一つひとつの音楽の流れを大切にし、

最後の音まで丁寧に演奏する。


そして、

最後の音が消えたあと、

静かに手を膝へ戻す。


そんな演奏ができるようになると、

ピアノを弾く姿そのものにも、

自信と風格が感じられるようになります。


おおみやピアノ教室ドルチェでは、

音を正しく弾くだけでなく、


美しい響きや

音楽の構成を感じながら、

演奏で音楽の持つ「世界観」を表現できること

大切にしています。


「本番でも、

最後まで自分らしく演奏できる力を身につけたい」


そんな方は、ぜひ

一度レッスンを体験してみてください。


体験レッスンのお申し込みは、

下記のボタンからどうぞ。





最後の手の取り方が参考になるYouTube動画です












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